
「こんにちは~」土曜の午前10時です。
前回の通院から2週間。
「よっこらしょ。」
と、動物病院の玄関に入るぶうこの姿を見ていたK子先生が
2週間前のぶうことは、明らかに様子が違うと言います。
「そうなんです。元気がなくなって、ぼーっとしてるんです。」と私。
すると、K子先生が
「ぶうちゃん、ぼーちゃんだね。」
ぶうこ、一本取られました 
診察室に入る前に、フードをもらいながら
目の見え具合と、足さばきをチェック。

診察室で、体重は8.0キロ。(前回比0.1キロ増)
心雑音が、2週間前とは、明らかに違うそうです。
K子先生が、音真似してくださいましたが
何かが鳴いているような音・・・表現不能 
おそらく、僧帽弁を支えている腱索と言われる紐の1つが切れたのでは・・・
との診断でした。以前、エコーやレントゲンで検査したときに
腱が、のびているという話は聞いていました。(その状態からぶうこは高齢ではないかと)
それが切れる日が、いつかくるだろうとも聞きました。
過度に興奮したりすると、プチンと切れるということも。

診察台の上で、背中の脂肪腫をぎゅーっと絞ってもらうと
面白いように、にゅる~っと出ました。
ぶうこは、知らん顔です。
先生が足の付け根辺りをチェックすると
ぶうこが、顔をキッと向けました。
「文句言ってますね。」と、先生にはお見通しです 
その後、迷いましたが、無理だったら様子を見てやめよう
ということで、血液検査をしてもらいました。

先生が採血を、スタッフさんがぶうこの体を支え
私が給仕係りを担当です。
病院のおやつは、いろいろな種類があるので、
どれにしようかと迷っていたら、
しびれを切らしたぶうこが、動いてしまいました~ 
検査の結果はすぐには出ないので
午後から、聞くことになりました。
(本当は、土曜日の診察時間は12時までです)

再度、ぶうこと動物病院へ行きました。
ぼーこさんは、抱っこして玄関をくぐりました。
「好きなようにさせていいよ~。」と、K子先生。
すると、ぼーこさんは、くるくるくるを左回りをして
病院の床で、しーしー。
「ちょうどよかった。」
K子先生、スポイトで尿を採取して検査です。
尿には、蛋白が出ていましたが、高齢犬なら珍しくない値だそうです。
しかし、血液検査の尿素窒素とクレアチンの値からは、軽い腎不全。
肝臓については、今回は血液が少なくて(ぶうこが動いて採血できず)
調べられなかったので、2週間後にまた検査することになりました。
腎不全は、心臓の機能の低下から来るもので
心臓は、治るものではありません。
したがって、腎不全の治療は、対処療法にすぎません。
心臓の検査をするにしても、それは過度の緊張を与えることになれば
検査で命を落とすかもしれず
検査で状態がはっきりわかったとして、何が変わるかといえば・・・
結論は、ぶうこが、できるだけ苦しくないようにする です。
これからは、1か月ではなく、2週間単位で様子を見ることになりました。
幸いなことに、今のぶうこにとって
動物病院は、数少ない楽しみの1つです。
まるで、ディケアに行って、おいしいご飯を食べるのを
楽しみにしているおばあちゃんです。
なかなか、この日記が書けませんでしたが
ようやく、書く気力が湧いてきました 
ワンコ時間は、とっても早い。
めそめそしている暇は、ないですね 
ぶうこココロの一句
ブー子から ぼーこになったの 脱力系
