
ぶうこには、ホームセンターで買った新品同様のレインコートがあります。
あれから、どれだけ月日が流れたことでしょう・・・・・・2年です。
着ると、石になって、一歩も動かないぶうこ。
道路に転がり、なんとか脱ぎ捨てようとするぶうこ。
その姿を見た私は、コートをあきらめたのでした。
しかし、今日、新しいレインコートを手に入れました。
もちろん、私が買うわけはありません。
某ペピイ誌からの、いただきもの、オリジナル商品だそうです。
掲載記念に、いただきました。
ポーチのなかから、レインコートが出てきて、そのポーチがポケットになっています。
早速、雨が降るのを待って、夕方の散歩で着用しました。
門扉を出てから・・・距離にして、そうですねぇ・・・3メートル弱でしょうか。
煮干を見せて、1口1メートル進みました。
しかし、煮干がすぐにもらえないとわかると、石になりました。
つけもの石のように、びくともしないので、しかたく、脱がせました。
そのときのぶうこの、うれしそうな顔といったら・・・足取り軽く雨の散歩をしました。
しかし、それでは2年前のぶうと、なんら変わりません。
そんなはずはない!ぶうこは、変わったはずだ。と、勝手に思う私でした。
さて、病院の公園で、ぶうこのブツを袋に入れていると、ぶうこが固まっていました。
前方から、黒いわんこをつれて歩いてくる人がいます。
ぶうこ、臨戦態勢に突入です。
チャンス!
固まっているぶうこに、レインコートを装着!
さぁ、ぶうこよ、動くんだ?!
動けるのか?
黒いわんこが、最接近したそのとき、ぶうこのスイッチ、オン!
ウワァアアア?
何やらハァハァしながら、右へ左へ、後ろへ前へ。
宙を舞っておりました。
なんだ、ぶうこったら、こんなに、動けるじゃないの!
というわけで、黒わんこが去ってからも、コートをきたまま、私は、先をずんずん歩きました。
後ろで、右往左往するぶうこを感じながら、10メートルくらい振り返らずに歩いたでしょうか。
次第に、リードが重くなります。うっ。限界かも。座り込み寸前の感覚です。
駐輪場で、コートを脱がせました。
そのあとのぶうこ、散歩のお行儀がとても、よかったのには、驚きました。
そこで、再度、自宅の駐車場で、コートを着つけました。
これには、ぶうこも、不意打ちをくらったようです。
しかし、「さぁ、家に入ってごはん食べようね?」と、言うと、すたすた歩いて玄関へ♪
やっぱり、ぶうこは2年前のぶうこでは、ありません。
今日の一句
携帯に 便利なコートで 散歩かな