ぶうこのできごとを、コラムでつづります
ぶうこ初ドライブは、管理センターから我が家に来るときでした。車を嫌がったら、どうしようかと思いましたが、助手席の私の足元で、奥に丸くなって乗っていました。車に慣れていたようです。その姿はとても小さかったです。(背が伸びたと獣医に言うと、「太ったんでしょう」と言われました)
ぶうこの最初の定位置は、助手席足元の、ダンボールの中でした。箱のへりで、安定するようです。しばらく愛用しました。
だんだん窮屈そうになり、ダンボールもくたびれてきたので、代わりを探すことにしましたが、適当なものがありません。ようやくホームセンターで見つけたのは、台所の水切りトレーです。足が滑らないように、マットを貼り付けてみました。ぶうこが乗ったら、ぴったり、きっちり。トレーから前足を出したり、お尻半分はみ出したり・・・・・・・・・あまり居心地よくなさそう。
ある日、ぶうこは車の後方へ進出しました。それから、ぐるりと前へもどると、運転席と助手席の間、サイドブレーキの脇に座りました。 そして、フロントガラスから外を見たり、運転するダンナさんを見つめたり・・・そして、寝てました。そのうち、後ろへ行って丸くなりたがりました。おかげで、車のいたるところが毛だらけです。これは困った!しかし、助手席の足元に、ぶうこがいると、私も窮屈なので、居場所を変えることにしました。
バリケンの出番です。車の後部座席に、バリケンを置いて、ぶうこを入れます。入りません。
ドッグフードをバリケンの奥において、「まて。よし。」をかけると、突入しました。そのすきに、入り口を閉めました。ぶうこは、バリケンの中で立ったまま。体をドアに押し付けます。大変、不快そうです。公園に着いて、また乗るときも、ドッグフードを置きました。今度は、後ろ足をバリケンの外に出したまま、食べようとします。無理やり押し込んで閉めました。翌日、またバリケンに入れて、公園へ行きました。帰り道、ぶうこはバリケンの中で、ずっと鳴いていました。笛を吹いているような声でした。家に着くまで鳴きやむことはありませんでした。 家に着くと、この日は、週に1度のシャンプーです。珍しく、ぶうこは、自分で浴室まで入ってきました。ほめてから、お尻にお湯をかけると、「ひゃ〜」という妙な声で鳴きました。自分から入ってきたわりには、いつにも増して、相当震えています。肛門の周りを洗っていると、しゃーとお湯が出てきました。あれ?こんなところにお湯がたまっている、と不思議に思った瞬間、じゃ〜じゃ〜と、滝のように出てきました。ぶうこ、おもらしでした。ぶうこを押さえていたダンナさんが、「臭い〜!」と言いました。初めてです。慌てて、シャワーで流しました。でも、不思議と汚い気がしませんでした。
次のとき、車にバリケンの底だけ入れてみました。しかし、ぶうこは屋根なしバリケンにもけして入らず、私とダンナさんの間(サイドブレーキの隣)が定位置になってしまいました。安全面からは、問題が残ってしまいました。
最近は、こんな感じです。
車で留守番をさせて、もどって見ると、なぜか 運転席の足元で丸くなっていることが多いぶうこです。あれ以来、ぶうこは寝るときも、バリケンに入りません。反省。2003年5月