04_笑う犬

ぶうこ覚書

ぶうこのできごとを、コラムでつづります

04笑う犬

 ぶうこは、つまが、初めて飼った犬です。

ぶうこ つまは、幼少のころに、犬にかままれそうになったことがあるようです。(記憶はほとんどありません)また、野良犬が後ろについてきて、怖くて、後ろを振り返らずに家まで歩いたことがあります。(よく覚えています)それ以来、つまは、犬を遠巻きに見ている人でした。


 ところが、2002年3月、犬を飼い始めました。犬と関わらないようにしていたので、つまは、犬について、まったく知りませんでした。

ぶうこ 例えば、つまは、犬には表情はないと思っていました。考えてみたら、まじまじと犬の顔を見たこと、ありませんでした。 「笑う犬の・・・」というお笑い番組がありました。つまは、お笑い番組が冗談でつけた名前だ、とまじめに思っていました。そして、ぶうこが笑う姿を見て、驚きました。本当に笑うのですね! さらに、怒ったり、ぼけーっとしたり、むっとしたり、しょんぼりしたり。笑い顔にも、にかっと笑い、にこにこ笑い、営業スマイルに、天使の笑顔と、多種多様。表情が豊かで、驚いてしまいました。


ぶうこ  さらに、尻尾でも表現しているので、自分にも、ぶうこの気持ちがわかるのではないか、と思ってしまうのです。そして、「ぶうこは、本当は人間の言葉を何でも理解しているのではないか。」と、思うときがあります。


ぶうこ わかるのに、「お手」をわからないふりしてるのではないかと、つい、疑ってみるのです。わかっていても、しないこと、私には、たくさんあるものですから・・・。 ぶうこは、我が家に来て1週間後くらいから、笑うようになりました。しかし、7月、キャンプに行ったあと、2日間、笑いませんでした。それから、8月実家に預けて、泊まりがけででかけたあと、数日間、笑いませんでした。このときは、態度もよそよそしくて、「そよの子になった」と、ダンナさんとつまは、嘆いていました。


ぶうこ ぶうこは、我が家に来て、3ヶ月後くらいから、声を出すようになりました。散歩に出かけようとすると、「ふぎゃあ」。仕事から帰ると「ふぎゃあ」。えさをやるのに、のろのろしていると「ふぎゃあ」。めったに出しませんが、回数は増えています。「ふぎゃあ」と言う声に、「ぶうこ、どうした?」と聞きますが、そのあと返事はありません。


 ぶうこの気持ち、わかりませ〜ん。