ぶうこのできごとを、コラムでつづります
新潟の夏、あちこちのお祭りで、花火があがります。我が家でも、7月は1週間に2回、花火の音が聞こえました。そして、8月2、3日は長岡祭りの花火大会です。長岡出身の私は、毎年、楽しみにしています。 ぶうこは、雷がきらいです。ゴロゴロゴロ・・・・ド、ドーン、音がすると、ぶるぶる体を震わせて、家のなかへ入りたがります。
ぶうこが花火の音を、はじめて聞いたとき、その反応は、雷のときと同じでした。震えがとまらず、キャンキャンと、泣き叫び、すがりついてきました。「これは、まずい」そう思ったダンナさんは、見附祭りの花火大会で、ぶうこを慣らすことにしました。
見附祭りは、田んぼのあぜ道で、花火が見えました。私たちが、シートに腰をおろしていると、ぶうこは、右へふらふら、左へふらふら。じっとしていることができません。時々、そばへやってきて、体をくっつけます。そして、また、うろうろうろ・・・・・・。あらぬ方へ、ダッシュしようとしていました。
そして長岡の花火の日。毎年、信濃川の土手で花火を見物しています。今年も、そのつもりでした。しかし、ぶうこは、ひとりで留守番できるでしょうか・・・心配です。(花火の音が聞こえてきます)悩んだすえ、一緒に近所の橋の上から、見物することにしました。
河原で見る花火より、迫力はおとりますが、それでも、長岡の花火は豪華です。 花火の数も、今までとは、けた違いです。
ド、ドーンという音も、ぶうこに響きます。 ぶうこ、花火を苦にして、橋から身投げを図る?!
やはり、落ち着きがありません。声をかけたり、なぜたりして、落ち着かせようと、試みますが、落ち着けというほうが、無理というもの。私たちの間に割り込んで、腰をおろす場面もありました。なんとか1時間半、ぶうこの花火見物が終わりました。
長岡花火の1週間後、ぶうこと?、花火をしました。顔をそむけていたので、閃光がきらいなのだと思いましたが、じっと見ているときもあります。音はこわくないのかも?
ぶうこ、花火に目覚めたのか?